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こんばんは。Webデザイナーの中野です。
最近こんなお話をよくお聞きします。
「AIでつくったホームページやデザインって、なんとなく違和感がある。どこにでもありそうなデザインになってしまう」
AIでホームページを作ろうと試みた方あるあるではないでしょうか。
AIでつくるとなぜか「自社らしさ」が消えてしまうのか。
今日はその理由を、少し掘り下げてみたいと思います。
AIに文章を書いてもらうと、驚くほどスラスラと、それらしい文章ができあがります。誤字もないし、構成も整っている。でもそれは裏を返せば、AIが「世の中にある似たような会社の情報」を大量に学習したうえで、その平均値を出しているということでもあります。
写真も同じです。「明るく清潔感のある店内」「笑顔で接客するスタッフ」といった指示で生成すれば、それらしい画像はすぐに出てきます。でもそれは、どこかの誰かが見たことのある「それらしい画像」であって、その企業さまが長年かけて作り上げてきたお店の空気感そのものではありません。
つまりAIは、「平均」をとても速く出すのが得意な一方で、「その会社にしかない事情」を汲み取ることは苦手なんです。
これには、文章生成AIの仕組みが関係しています。AIは、あくまで「学んだパターンから、次に来る言葉を予測している」のです。
その元になるのが、以下のような膨大な学習データです。
これにより、私たちが入力した質問に対して、それらしい自然な文章を即座に返すことができます。
裏を返せば、AIが参照しているのは「世の中にすでにある、似たような会社の情報」の集積のため、そこにその企業さまならではの一次情報(実際のお客様の声や、現場でしか分からないこだわり)が含まれていない限り、出てくる文章はどうしても「よく見る表現」に寄っていきます。これはAIの性能が低いということではなく、そもそもの仕組み上、自然な結果だと言えます。
もう一つ、よくあるすれ違いがあります。AIに「うちの強みを書いて」と頼むと、こちらが伝えた情報の範囲でしか答えてくれません。
たとえば「地域密着」「丁寧な対応」「豊富な実績」。どれも間違ってはいないのですが、これは同業他社のホームページにも、だいたい同じように書かれている言葉です。各企業さまの「なぜこの仕事を始めたのか」「お客様のどんな一言が忘れられないか」といったエピソードを、AIは知りようがないというだけの話です。
そしてホームページを見にきたお客様が本当に知りたいのは、実はそのエピソードの部分だったりします。
ここまで読むと「じゃあAIで作ったのは失敗だったのか」と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。むしろ、構成を組んで一通り形にしたこと自体が、大きな一歩です。足りていないのは「その会社にしかない部分」だけ。そこさえ補えれば、印象は大きく変わります。
では、その「その会社にしかない部分」をどう補うのか。
リセラでは、まずヒアリングに時間をかけます。業界のことを知らないまま文章を組み立てるのではなく、自分たちもその会社のスタッフの一人になったつもりで、業界の背景や商品・サービスへのこだわりを教えていただくところから始めます。
業界への理解が深まるほど、Webマーケティングの型と、その企業さまならではの魅力とを、うまくかけ合わせたコンテンツが作れると考えています。
打ち出したいことや想いも、ヒアリングを通じてお聞きします。同じ「ホームページを作る」でも、ブランディングを重視して世界観やデザインを大切にしたいのか、それとも問い合わせや予約につながるCVを重視して、コンテンツ構成やUI/UXを優先したいのか。
企業さまによって、大切にしたいものは違います。
その優先順位を最初にすり合わせたうえで、デザインと文章の両面から、伝えたいことがきちんと伝わる形をご提案しています。
もしAIでホームページを作ってみて「なんとなくAIっぽさが抜けない。他と似ている気がする」と感じたら、「何を伝えたいのか」がまだ言語化できてないサインかもしれません。
とはいえ、自社の強みや想いを言語化するのは、簡単なことではありません。
プロセスに迷ったときは、お気軽にリセラへご相談くださいね♪