AIは、頼れる助手。人の経験とAIの力を合わせて、お客様のために
こんにちは。Web集客担当の梅原です。
最近、ホームページ制作の仕事で、AIを使わない日はほとんどありません。
AIは、私たちにとって、とても助かる助手のような存在です。
日々、一緒に仕事をしている感覚に近いかもしれません。
AIが便利になったぶん、いつも考えているのが、その便利さを、どうすればお客様のために活かせるかということです。
そして今、いちばん良い形だと感じているのが、経験を持つ人と、AIの技術や知識を掛け合わせることです。
今回は、制作の現場でAIと一緒に仕事をしながら、私が日々感じていることをブログ記事にしてみました。
あくまで私自身の実感として、読んでいただけたらうれしいです。
AIと一緒につくる、いまの制作の流れ
まず、AIが本当に頼りになるのは間違いありません。
コーディングの速さは、手で書いていた頃とは、もう比べものにならないくらいです。
リセラでの基本の流れは、こんな形です。
- AIが、構成やコードのたたき台をつくる
- 人が、お客様の目的に合っているかを確かめる
- 人が指示を出して、細かいところをAIに調整してもらう
- 人が仕上げて確認し、別のAIにもチェックしてもらう
AIの速さや知識と、これまでの経験をもとにした人の判断。
そこに別のAIの目も加えて、速く、そして安心してお届けできる形を目指しています。
AIで効率化できた時間は、こんなところに
AIで効率化できた時間は、そのぶん、こんなところに使っています。
- 機能の充実
- お客様へのサポートの強化
- ご提案のための調査や分析
- ホームページに、もう一歩の付加価値を足すこと
- コードの最速化や、プログラムの軽量化
- SEO対策やAI対策
表示の速さや検索での見つけてもらいやすさは、すぐには目に見えにくいところです。
でも、公開したあとの成果に、じわじわと効いてくるところでもあります。
AIのおかげで、こうしたところに、これまで以上に手をかけられるようになりました。
AIまわりの検索の考え方は、AI対策の記事にも書いています。
作業時間は、削減できた?
「AIで効率化できたなら、作業時間は減ったんじゃない?」と思われるかもしれません。
実際は、真逆です。
むしろ、増えました(笑)
効率化が進めば進むほど、ひとつひとつの業務の深さとでもいいましょうか。
深くなって、幅も広がるので、やりたいこと、やれること、やらなければいけないことが、どんどん増えていくんですよね。
ホームページの仕事は、突き詰めようと思えば、どこまでも突き詰められる仕事でもあります。
もう少し速く表示できないか。
もう少し使いやすくできないか。
もう少し、見る人の気持ちに寄り添えないか。
AIのおかげで、その「もう少し」に手が届くようになったぶん、向き合いたいことが次々に見えてくるのだと思います。
Web業界は、昔から残業のイメージが強い業界です。
リセラのような小さな会社でも、今も向き合い続けている課題のひとつです。
だからこそ、AIを上手に使いながら、時間の使い方そのものも、少しずつ良くしていきたいと考えています。
AIに伝える前に、お客様の使い方を考える
AIは、伝えたことには、とても正確に応えてくれます。
だからこそ、何をどう伝えるかで、仕上がりが大きく変わります。
たとえば、「本日の営業時間」や営業カレンダーを表示する機能
クリニックや旅館、お店のホームページでよくある、「本日の営業時間」や「本日は休診です」の表示。
月ごとのカレンダーで、休診日や営業日を色分けして表示することもあります。
シンプルに見えますが、実際につくるときには、こんなことを決めていきます。
- 曜日ごとの営業時間に加えて、祝日、臨時休業、年末年始の特別営業を、どのデータを参照して判定するか
- カレンダーを日曜始まりにするか、月曜始まりにするか。「第2・第4土曜は休診」のような、第何週かをどう数えるか
- 条件が重なったとき(祝日で、しかも臨時営業の日など)、どれを優先するか
- 日付が切り替わる時刻を、どの時計を基準にするか
- お客様が、管理画面から迷わず更新できる形になっているか
- どの条件にも当てはまらなかったときに、何を表示するか
- 今後、午前だけの休診や、営業時間の臨時の変更が必要になったときに、どう対応できるか
こういう条件のときは、何を参照して、どう判定して、どう処理するか。
さまざまなケースや、多角的な視点から考えたうえで、全体の設計をAIに伝えることが必要です。
そのうえで、例外のケースや、公開したあとの運用まで含めて、AIとのやりとりを何度か重ねて、最適な形に近づけていきます。
見た目と、中身の仕上げ
デザインでは、見た目は動いていても、動きがどこか不自然だったり、余白や揃え方がもう少しだったりすることがあります。
プログラムでも、気を利かせてくれてか、処理を複雑にしてしまうことがあります。
そこを人が見極めて、AIと一緒に整えたり、シンプルにしたりしていきます。
お客様が、公開したあと、どんなふうに更新していくのか。
訪問者が、どんな場面で、どんな気持ちで見ているのか。
こうしたことを想像するのは、これまでたくさんのホームページをつくり、運用してきた経験です。
その経験と、AIの速さや知識が合わさったとき、AIの力が、お客様のためにまっすぐ活きると感じています。
公開したあとの安心にも、AIを活かす
公開したあとのホームページを見直すときも、人の経験とAIの力を合わせることで、確かめられることが増えています。
見ている人の気持ちに、寄り添えているか
はじめて来た方は、「ここは、自分に合うのかな」「頼んでも大丈夫かな」と思いながら見ています。
その気持ちに、ホームページがきちんと答えられているか。
不安をやわらげる一言や、人柄が伝わる写真、迷ったときに次にどうすればいいか。
こうしたものは、見る人の気持ちを想像しないと、入れる場所が分かりません。ここは、人の経験がいちばん活きるところです。
スマホで見ている方は、移動中だったり、片手だったり、ちょっとした空き時間だったりします。
押したいボタンが指の届きにくいところにある。
問い合わせの入力欄が多くて、途中で手が止まる。
表示されるまで、数秒待たされる。
ひとつひとつは小さなストレスでも、それが重なると「また今度でいいか」と、そっと閉じられてしまいます。
AIで効率化できた時間を、こうした小さなストレスを見つけて、ひとつずつ減らしていくことにも使っています。
そして、ここでもAIが役立ちます。
「どこで手が止まっているのか」「どのボタンが押されていないのか」。
これまでは、計測したい場面をひとつずつ整理して、計測の設定を組み、設置して、正しく動いているかを確かめる。そんな手間のかかる作業が必要でした。
今は、複雑なケースの計測パターンの整理から、計測のためのプログラムまで、AIが短い時間で書き起こしてくれます。
見る人の気持ちに寄り添えているか。
それを、数字で確かめやすくなりました。
人が想像した「きっと、ここで迷っているはず」という定性的な見立てを、数字で裏づける。
その根拠づくりでも、AIが活躍してくれています。
見えないところに、思わぬ穴がないか
見た目では分からないところにも、気をつけたいことがあります。
ひとつは、セキュリティです。
問い合わせフォームや、外部のプログラムを読み込む部分に、思わぬ穴が残っていないか。
ここは、人の目と、別のAIの目の両方で確かめるようにしています。
もうひとつは、運用してから見つかるバグです。
特定の日付や条件のときだけ表示がおかしくなる。
長めの文章を入れたら、レイアウトが崩れた。
キャンペーンが終わったのに、案内が残ったままになっている。
公開した日には問題がなくても、使い続けるうちに出てくることがあります。
これまでの経験から「このあたりが怪しい」と当たりをつけて、AIと一緒に原因を探し、直し方を考える。ここでも、人とAIの組み合わせが心強いと感じています。
公開したその日より、公開してからの毎日のほうが、ずっと長いんですよね。
見る人の気持ちと、見えないところの安心。
この両方に、人の経験とAIの力を合わせて向き合っていけるのは、お客様にとっても、大きなメリットだと思っています。
海外の取材記事を読んで、うなずいたこと
海外のサーバー会社Kinstaが、Web制作会社4社に、AIの使い方を取材した記事があります。
読んでいて、うなずくところがたくさんありました。
- 4社とも、AIを取り入れている。ただ、それを「劇的な変化」とは捉えていない
- AIが出したものは「素材」。最終的な成果物は、人の判断で仕上げる
- AIでコーディングを手伝ってもらうことで、同じ時間でも問題の解決が早くなり、コードも整理しやすくなった
- 大きな課題を理解して、解決策を導く時間は、変わらない
- そのかわり、仕上がりの質が上がり、機能が充実し、安定するようになった
- AIの使い方をお客様に伝えるときは、誠実で率直であること
国は違っても、制作の現場で感じていることは、私たちとかなり近いのだと思いました。
AIの力を、人の判断と合わせて、仕上がりの質や、機能や、安定につなげていく。
そして、そのことをお客様に誠実にお伝えしていく。
私たちも、同じ考えで取り組んでいます。
時間をかけているのは、細部と、追加の機能
AIで速くなっても、変わらず時間をかけているところもあります。
ひとつは、細部です。
余白や文字の大きさ、ボタンの押しやすさ、動きのなめらかさ。
ひとつひとつは小さなことですが、ここを整えるかどうかで、ホームページの印象は大きく変わります。
もうひとつは、追加の機能の実装です。
そのホームページに合わせて新しく組み込む機能は、今ある仕組みとのつながりや、運用のしやすさまで考える必要があります。
これまでは、システム会社に依頼すると高額になるような機能も、リセラで対応できる領域が広がりはじめています。
お客様にとっては、予算を抑えながら、便利な機能を取り入れられる。
だんだんと、そんな形になってきています。
リセラが、もっとお客様のお役に立てるように。
より良いサービスをお届けしていけるように。
ここは今、もっとも時間をかけて、丁寧に進めているところです。
AIのメリットを、お客様へまっすぐ届ける
AIで生まれた時間を、品質に、機能に、サポートに、ご提案に変えて、お客様へまっすぐお届けする。
Webを担当する会社として、リセラが真っ先に取り組んでいかなければいけないことだと考えています。
「こんな機能、追加できないかな?」
「今のホームページ、もう少しこうできないかな?」
人の経験とAIの力を合わせることで、形にできることが、どんどん増えています。
最後に
AIは、本当に頼りになる存在です。
有能なアシスタントとして、いまでは制作の現場に欠かせない存在になっています。
ただ、AIだけで完結するものでもありません。
経験を持つ人と、AIの技術や知識。この2つが合わさったときが、いちばん良い形なのだと思います。
その便利さを、どうすればお客様のために活かせるか。
これからも、そこを一番に考えながら、品質や機能、サポート、ご提案の中身を、もう一段深くしていきたいと思っています。
そのぶん、仕事はより高度になっていきそうですが、私たちも学び続けながら、前に進んでいけたらと思います。
「こんな機能、追加できないかな?」といった、今サポートさせていただいているお客様からのご相談も、はじめてご相談いただくお客様も、お待ちしています。
気軽にお声がけください。
長くなりましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
参照した資料
AUTHOR
UMEHARA BLOG