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ホームページのリニューアル、何から始める?目的の立て方、事前の調査、公開してからのこと

Web集客担当の梅原です。

10月2日に、リセラのホームページをリニューアルしました。

前回のリニューアルから、5年ぶりになります。

この5年、お客様のサイトに携わる時間は年々増えてきました。

そのぶん、どうしても自社のサイトは後回しになっていたのが正直なところです。

おかげさまで日々ご相談もいただいていたので、リニューアルを急ぐ状況ではないと考えていました。

ただ、ひとつだけ、ずっと気になっていたことがありました。

今日は、リセラがなぜリニューアルを決めたのか。

そして、どんな考え方で設計して、どんな流れで進めたのかを書いてみます。

これからリニューアルを考えている会社さんの、何かの参考になればうれしいです。

5年のあいだに、会社とサイトのあいだに距離が生まれていた

ずっと気になっていたのは、前のサイトを作ったときと、今のリセラとの距離です。

5年前は、まだ生成AIも登場していませんでした。

いまは、AIに相談しながら会社やお店を探す方も増えています。

このあたりは、AIが教えてくれました、というお客様が増えている話でも書きました。

リセラの仕事も、この5年で大きく広がりました。

以前から公開後の運営サポートは続けてきましたが、その割合は5年前と比べてずいぶん大きくなっています。

SEO、Googleマップの対策、広告、SNS、LINEやメルマガの配信、AI検索への対応。

いまお引き受けしている仕事の中には、前のサイトに掲載されていない内容がたくさんありました。

会社の変化に、ホームページが追いついていない状態だったんですよね。

ホームページに載っていなければ、外から見れば「ない」のと同じ。

お客様のサイトでは、いつもお伝えしていることです。

この状態を、今のリセラに合わせて最新の形に整えること。

それが、今回のリニューアルの大きな目的のひとつでした。

リニューアルの目的は、ひとつでなくて大丈夫です

リニューアルのご相談をいただくと、「目的を一つに絞らないといけないですよね」と聞かれることがあります。

私は、ひとつでなくて大丈夫だと思っています。

大事なのは、目的を並べたうえで、どれを優先するかを決めておくことです。

リセラの場合は、こんな目的を並べました。

目的 考えたこと
正しい、最新の情報を伝える 年月とともに古くなった内容を整理し直して、今のリセラの姿を伝える
何をお手伝いできるのかを、詳しく伝える サービスごとにページを分けて、内容や料金の目安まで載せる
運営・集客のサポートを、きちんと伝える 制作だけでなく、公開後の運営や集客のサポートが今の仕事の中心であることを伝える
検索やAIに、見つけてもらいやすくする SEOやAI検索を意識して、ページの構成と言葉を見直す
広告から来た方にも、伝わるようにする 広告から直接たどり着いたページだけでも、内容と相談の入口が分かるようにする
更新を続けていけるようにする コラムやブログを積み重ねていける形にする

料金の見せ方も、このとき見直しました。

以前は項目ごとの単価表をご用意していましたが、今回からはサービスごとに、料金の目安と、金額が変わる要素を載せる形にしています。

「だいたいこのくらいから」と「何によって金額が変わるのか」が分かるほうが、ご自分の場合を想像しやすいと考えたからです。

たとえばホームページ制作のページには、ページ数や撮影の有無など、金額が変わる要素を並べています。

作り始める前に、今のサイトを調べるところから

リニューアルというと、まずデザインの話から始めたくなるかもしれません。

リセラでは、お客様のリニューアルでも、自社のリニューアルでも、最初に今のサイトを調べるところから始めます。

今回も、こんな事前調査をしています。

1. お問い合わせにつながっていたページ

お問い合わせをいただく前に、どのページが見られていたのか。

ご相談のきっかけになっていたページは、新しいサイトでも大事に引き継ぎたいページです。

2. 長く読まれていたページ、反応のよかったページ

じっくり読まれていたページや、そこから別のページへ進む方が多かったページを洗い出して、内容の近いものどうしでグループに分けました。

読まれている話題のまとまりが見えると、新しいサイトでどんなページを用意すればいいのかが見えてきます。

3. どんな言葉で見つけてもらっていたか、その言葉の奥にある気持ち

検索でサイトにたどり着いた方が、どんな言葉で探していたのか。

そして、その言葉の奥に、どんな困りごとや知りたいことがあったのか。

同じ「ホームページ」という言葉でも、作りたい方、直したい方、料金を知りたい方では、知りたいことがまったく違います。

4. Webがきっかけでご縁ができたお客様の傾向

ここは、数字だけでは見えないところです。

Webをきっかけにご相談いただき、お仕事をご一緒することになったお客様は、どんな業種で、どの地域の方が多かったのか。

どんなご相談内容で、どのページをご覧になってお声がけいただいたのか。

こうしたことを振り返って、共通する特長を整理しました。

5. これから増やせる言葉と、増やせる記事

ここまでの4つは、今のサイトの振り返りです。

もうひとつ、これから先のことも調べます。

まだ検索ではほとんど見つけてもらえていないけれど、お役に立てそうな言葉はないか。

今すぐの相談ではなくても、いずれご縁につながりそうな方が、どんなことを調べているのか。

そうした言葉や話題を洗い出して、新しいサイトで用意するページや、これから書いていく記事の候補にしていきます。

リニューアルは、今あるものを新しくするだけではありません。

これから出会えるお客様に向けた入口を、まとめて用意できる機会でもあるんですよね。

具体的な中身はここでは控えますが、こうした調査の結果を、そのままサイトの構成に落とし込んでいきます。

見た目を考えるのは、そのあとです。

順番を逆にすると、きれいだけれど、誰に何を伝えたいのかが分かりにくいサイトになってしまうことがあるんですよね。

調べたことを、サイトの形に落とし込む

調査で見えたことをもとに、新しいサイトでは、こんなところを形にしています。

困りごとから、サービスを選べるように

サービスのページには、それぞれ「こんなご相談をいただいています」という入口を用意しました。

サービスの名前を知らなくても、ご自分の状況に近いものから読み進められるようにしています。

制作実績を、業種と制作物で探せるように

工務店・住宅会社、旅館・ホテル、飲食店、クリニック、製造業など、リセラがお手伝いしてきた業種はさまざまです。

新しい制作実績のページでは、業種と制作物の種類で絞り込めるようにしました。

ご自分に近い業種の実績だけを見たい方にも、ホームページやパンフレットなど、作りたいものから探したい方にも、使いやすい形にしています。

どのページから入っても、伝わるように

検索や広告から来る方は、トップページではなく、いきなりサービスのページにたどり着くことも多いです。

なので、どのページから読み始めても、内容と料金の目安、ご相談の入口までが分かるようにしています。

更新を積み重ねていけるように

コラムやこのブログを、サイトの中で続けていける形にしました。

リニューアルはゴールではなく、ここからまた少しずつ育てていくための土台づくりだと思っています。

デザインは、方向性を変えずに引き継ぎました

リニューアルというと、見た目をがらっと変えることを想像される方も多いと思います。

今回のリセラのリニューアルでは、デザインの方向性は変えず、色や雰囲気、文字の扱いといったトーンも、これまでのものを引き継いでいます。

理由は、大きく3つあります。

見直したかったのは、見た目より中身だった

事前の調査で見えてきたのは、デザインの問題ではなく、会社の今とサイトの中身とのずれでした。

課題がどこにあるかによって、手を入れるところは変わります。

今回は、時間も力も、ページの構成と言葉に注ぐことにしました。

すでに覚えていただいている印象を、大切にしたかった

長くお付き合いのあるお客様や、ご紹介でサイトを見てくださる方にとって、色や雰囲気は「リセラらしさ」として覚えていただいているものです。

見た目が大きく変わると、別の会社のサイトに来たように感じてしまうこともあります。

名刺や資料など、Web以外のものとのつながりも同じです。

変えないことも、ひとつの選択肢

デザインを一新したほうがいいケースも、もちろんあります。

事業の方向性が大きく変わったとき、ブランドを作り直したいとき、今の見た目が伝えたいことと合わなくなっているとき。

ただ、そうでなければ、これまで積み重ねてきた印象を引き継ぎながら、中身を整えるという選び方もあります。

「リニューアル=デザインを変えること」と決めてしまわずに、何を変えて、何を変えないかを、調査の結果から判断する。

ここも、リニューアルで大事にしたいところだと思っています。

古いページの「住所」を、新しいページへ引き継ぐ

リニューアルで意外と見落とされやすいのが、ここです。

ページの構成を変えると、ページのURL(サイトの中の住所)も変わることがあります。

そのままにしておくと、検索結果やブックマーク、ほかのサイトに貼られていたリンクから来た方が、「ページが見つかりません」の画面にたどり着いてしまいます。

これまで検索で積み重ねてきた評価も、うまく引き継がれません。

そこで、古い住所にアクセスがあったら、新しいページへ自動で案内する「転送」の設定をします。

引き継ぎは、こんな順番で進めています

  1. 今のサイトのページを、すべて一覧にする
  2. 検索やアクセスの状況を見て、よく見られているページに印をつける
  3. 古いページごとに、新しいサイトのどのページへ案内するかを決めて、対応表をつくる
  4. 公開したあと、古いURLを実際に開いて、正しく案内されるかを一つずつ確かめる

ここで大事なのは、2番目です。

よく見られているページほど、検索からの評価やリンクが集まっています。

そういうページは、内容の近い新しいページへ、丁寧につないであげる必要があります。

リセラのサイトでも、公開後に古いURLを開いて、新しいページへきちんと案内されるかを確認しました。

一方で、このブログの記事は、URLを変えずにそのまま残しています。

サイトの見た目には出てこない、地味な作業です。

でも、これまでの積み重ねを次のサイトへつなぐために、いちばん丁寧にやっておきたいところだと思っています。

なお、どんなに丁寧に引き継いでも、リニューアルの直後は検索の順位が一時的に揺れることがあります。

ここは慌てずに、少し長い目で見ていくところです。

大切なのは、公開したあと

そして、ここからがいちばん大切なところです。

リニューアルして公開したあと、そのまま手をつけずにいると、サイトはまた少しずつ古くなっていきます。

会社は動き続けていますし、お客様の探し方も変わっていくからです。

リニューアルは、ゴールではなくスタート。

リセラのサイトは、これから四半期に一度、アクセスの状況や読まれているページを分析して、改善を重ねていく予定です。

見つけてもらえている言葉、まだ届いていない言葉、よく読まれているページ。

そうしたことを確かめながら、ページの言葉を直したり、新しい記事を増やしたりしていきます。

......と書きつつ、お客様のお仕事を優先して、少し後回しになってしまうこともありそうですが(汗)

こうして書いておくことで、自分たちへの約束にもしておきます。

お客様のサイトでも、公開したあとの運営や改善まで一緒に続けていくことを、リセラはいちばん大事にしています。

自分たちのサイトでも、同じように育てていくつもりです。

リニューアルをお考えでしたら

最後に、これからリニューアルを考えている方へ。

まずは、このあたりから整理してみるのがおすすめです。

  • 今の会社の姿と、サイトに書いてあることにずれはないか
  • リニューアルで叶えたいことは何か。いくつあってもかまいません
  • お問い合わせにつながっているページ、よく読まれているページはどれか
  • なくすページの古い住所を、どこへ案内するか
  • これから増やしていきたい言葉や記事は何か
  • デザインは、変えるのか、引き継ぐのか
  • 公開したあと、誰がどのくらいの間隔で見直していくか

そしてもちろん、「新しいお客様との出会いを、もっと増やしていきたい」という思いも、リニューアルの大事な目的のひとつです。

リセラも、そう考えながら作りました。

その思いを、デザインや言葉、ページの組み立てにどう落とし込むかが、リニューアルのいちばん面白いところでもあります。

もちろん、会社によって事情は違います。

デザインを一新したい会社さんもあれば、中身を整えるだけで十分な会社さんもあります。

長く使ってきたサイトには、そのぶん引き継げるものもたくさんあるはずです。

最後に

会社は、年月とともに少しずつ変わっていきます。

新しいサービスが増えたり、お客様の層が変わったり、大事にしたいことがはっきりしてきたり。

ホームページも、その変化に合わせて、ときどき今の姿に合わせてあげるもの。

5年ぶりに自社のサイトを作り直してみて、あらためてそう感じています。

「前にリニューアルしてから、気づけば何年もたっている」

「リニューアルしたいけれど、何を残せばいいのか分からない」

そんな、ざっくりした段階のご相談でも、まったく問題ありません。

今のサイトを一緒に見ながら、残すものと変えるものを整理するところから始められます。

サイトリニューアルの進め方も、よろしければご覧ください。

新しくなったリセラのサイトも、これから少しずつ育てていきます。

長くなりましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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