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Web集客担当 兼 代表の梅原です。
「東京の会社さんにお願いしてるんですけど、できれば近くの会社にお願いしたくて」。
この相談、本当によくいただきます。建設会社さんからも、システム系の会社さんからも、業種を問わず。
今この記事を読んでくださっている方の中にも、似たことを考えている方がいるのではないでしょうか。
あと、こちらもよく聞きます。「同じような内容でお願いしたはずなのに、見積もりの金額が倍近く違う...」。
これ、混乱してしまいますよね。何が違うのか分からないまま、金額だけが並んでいる。
今日はその、制作費の差はどこから来るのか という話を書きます。
どこかの会社が高すぎるとか、どこかが手を抜いているとか、そういう話ではまったくありません。
高いなら高いなりの、安いなら安いなりの理由が、ちゃんとあるんです。その中身を知っておくと、見積もりの読み方が変わります。
「近くの会社にお願いしたい」の理由を、いつも一つずつうかがっていきます。連絡が取りづらい、急ぎの相談がしにくい、顔が見えなくて不安。いろいろ出てきます。
そのうえで、話していくうちに費用のことにたどりつく、というケースが多いというのが実感です。
東京の制作会社って、最新の技術を持っていて、最先端のことをやっていて、というイメージがありますよね。
実際、東京にはすごい会社がたくさんあります。そこは本当にそのとおりだと思っています。
ただ、それとは別のところで「金額が合わない」という壁にぶつかっている。そういう相談が多いんです。
では、その金額の差はどこから来ているのか。ここからが本題です。
まず前提として、ホームページの制作費は「成果物に対していくら」という単純な値付けではありません。
いくつもの要素が積み重なって、その会社の価格帯ができています。ざっと挙げるだけでも、こんな感じです。
このうち、意外と見落とされがちなのがサーバーまわりです。
たとえば、自社でサーバーを持っている会社、クラウドに専用の環境を用意している会社、サーバー専門の技術者を社内に抱えている会社。
ここまでやっていれば、安定性もセキュリティも、トラブルのときの対応速度も変わります。
そのぶん、コストもかかる。一方で、共用のレンタルサーバーで十分な案件もたくさんあります。
どちらが正しいという話ではなく、どこまで用意している会社なのか、という違い です。
ツールも同じです。解析や広告の運用、SEOの調査に使うツールは、まともなものを揃えると毎月それなりの金額になります。
使っているかどうかで、できることの幅が変わります。
要素の中でも、金額に効いてくるのが会社の規模です。
数人の会社、20人前後の会社、50人を超える会社。人数が少なければ、そのぶん固定費は軽くなります。
反対に人数が多い会社は、対応できる幅が広い。デザイン、システム、撮影、広告、進行管理と、それぞれの専門を分けて持てるので、大きな案件も同時に複数動かせます。
そのぶん制作費も高くなる、というのが自然な流れです。
つまり「高い=技術が上」でも「安い=手抜き」でもなくて、その会社が抱えているものの大きさが、そのまま価格帯として出ている。
そう考えると、見積もりの金額の見え方が少し変わってくると思います。
もうひとつ、積み上げでは説明できない価格帯があります。ブランドです。
販促や広告の世界には、誰もが知っているような有名な制作会社があります。
実績もあり、信頼も厚い。そういう会社には「高くてもいいから、あそこにお願いしたい」という指名が集まります。
これはもう、需要と供給の話ですよね。指名され続けるかぎり、価格が普通のところに落ちる理由がありません。
これは高すぎるという話ではなく、それだけの価値がそこにある ということです。
「この会社にやってほしい」と思わせられること自体が、いちばん強い実力だと思います。
金額の桁が変わってくるのも、当然といえば当然なんですよね。
ここも公平に書いておきたいところです。
Webだけでなく、テレビCMも、SNSも、雑誌も、YouTubeも、店頭の販促も、ポップアップも。
ひとつの狙いのもとで、これだけの数のメディアを同時に動かして、莫大な予算を管理しながら走り切る。
こういう仕事は、大手の代理店や、それ相応の規模と実績を持つ会社にしかできません。
全体を設計して、責任を持って回し切る力が要ります。リセラにはできない領域です。
そのうえで、業界の内側にいる人間として、ひとつ事実をお伝えします。
そうした大きなプロジェクトの中で、実際に手を動かしているのは、規模の小さい会社やフリーランスであることも珍しくありません。
全体を総括する人と、手を動かす人がいる。ごく当たり前の分業です。
リセラも、大手の案件をこうした形でお手伝いすることが数多くあります。
孫請け、その先のこともあります。それから、上場企業さんのサイトを直接お手伝いしていることもあります。
大変ありがたい話です。
つまり何が言いたいかというと、見積書に乗っている金額は、手を動かす人の値段とイコールではない ということです。
悪意の話ではありません。全体を設計して管理するコストが、そこに乗っている。それだけです。
Webも含めた大きな販促プロジェクトを丸ごと動かしたいなら、それができる規模の会社に頼むのが確実です。ここは間違いありません。
Webだけをしっかりやりたい場合は、話が変わります。間に入る人が少ないほど、伝えたことがそのまま作る人に届きますし、途中で薄まりません。
事業者さん側にプロモーションの担当者がいらっしゃるなら、全体の旗はその方が振れるので、なおさらです。
会社の規模ではなく、何を頼みたいかで、選ぶ会社は変わります。 そういうことだと思っています。
ここまでは会社の大きさの話でしたが、実は同じくらいの規模の会社どうしでも、金額に差が出ます。理由は 工数のかけ方 です。
たとえば、テンプレートをベースに制作を効率化する。広告のレポートは、決まった項目の定点観測にする。
こうすると、かかる工数がぐっと減るので、単価は抑えられます。
これは手抜きではありません。その範囲に絞ることで、その金額が成り立っている ということです。
ただ、一長一短があります。テンプレートをベースにすれば、オリジナルの表現はどうしても犠牲になります。
レポートが定点観測だけなら、そこに改善の提案は載ってきません。数字は分かるけれど、次に何をするかは自分たちで考えることになる。
どちらが正しいという話ではないんです。とにかく費用を抑えたいのか、一から設計する必要があるのか。数字が分かればいいのか、次の打ち手まで一緒に考える必要があるのか。
必要としているものによって、合う価格帯が変わる。 作り方そのものの違いについては、こちらの記事にもう少しくわしく書いています。
ここまで制作費の話をしてきましたが、正直なところ、差が大きいのは、むしろ公開したあとの費用のほうかもしれません。
保守費(保守管理費)、運営サポート、Webマーケティングの運用費、Instagramの運用費。
このあたりは、会社によって本当に金額が違います。しかも制作費と違って、外から中身が見えにくい。
制作費なら「何ページ作るか」で比べられますが、月額の費用は、金額だけ並べても何が違うのか分からないんですよね。
とくに保守費は、何のためのお金なのか分かりにくいと思います。ここは別途、一本の記事にして書くつもりです。
中身を分けるのは、やっぱり工数です。更新の依頼にどこまで対応するのか。数字を見て改善の提案まで出すのか、報告までなのか。
Instagramなら、投稿を作るところからやるのか、決まった形で回すのか。撮影は含まれるのか。
だから月額の費用を比べるときは、金額よりも先に 「この金額で、どこまでやってもらえるのか」 をそろえて聞くのがおすすめです。
ここをそろえないまま金額だけ比べると、たいてい後で「思っていたのと違った」になります。
「じゃあ近くの会社なら安心か」というと、ここも一度立ち止まってほしいところです。
地元だから、東京だからではなく、その会社が何をどこまで持っているか を確認しておくと、あとで困りません。聞いておくといい観点を挙げます。
全部にすっと答えが返ってくる会社ばかりではありません。
ただ、聞いてみるだけで、その会社が何を大事にしているかは、けっこう見えてきます。
判定してくださいという話ではなく、聞けば自然と分かる、という程度のことです。
ちなみにリセラは、ここに挙げたことは社内で一通り対応可能です。
制作も、SEOも、広告も、SNSの運用も、撮影も。全部が完璧とは言いませんが、別の会社に振らずに済むぶん、動きは早いです。
ここまで書いてきて、自分のところの話をしないのはフェアじゃないので、書いておきます。
リセラは、ちょうど真ん中あたりにいる会社だと思っています。
上にはもっと大きな価格帯があり、下にはもっと安く請けられる会社もある。その真ん中で、できることの範囲を決めています。
だから、これまで安く請けてくれる会社にお願いされていた方から、「リセラさんは高いですね」と言われることも、正直あります。
それはそのとおりだと思います。
リセラのコンセプトが、成果が出るまで一緒に伴走することなので、そこを削ってしまうと、
引き受ける意味そのものがなくなってしまう。だから、お受けできないこともあります。
逆に、デザインにこだわりたい、しっかりした作りにしたい、公開したあとの対応まで納得のいく形がいい、急ぎのときに融通をきかせてほしい。
そういうご希望があるなら、リセラは相性がいいかもしれません。制作&運営プランや料金ページもあわせて見ていただけると、イメージがつかみやすいと思います。
長くなりましたが、いちばんお伝えしたいのはここです。
とにかく費用を抑えて形にしたいのか。しっかり設計して、公開したあとも育てていきたいのか。
大きな販促プロジェクトの一部としてWebを動かしたいのか、Webだけを本気でやりたいのか。
それぞれのニーズに、それぞれ合う会社があります。
そして今は、その選択肢がちゃんと揃っている時代です。
金額の高い安いだけで決めるのではなく、「自分たちが必要としているのはどれか」から選べると、失敗する確率もぐっと減らせると思います。
見積もりを前にして迷っているなら、金額の数字ではなく、その金額で何がどこまで含まれているか をそろえて比べてみてください。
それだけで、だいぶ見え方が変わるはずです。
リセラは沼津を拠点に、ホームページ制作と公開したあとの運用をお手伝いしています。
地元の静岡県東部はもちろん、首都圏から関西のお客様まで、全国対応しています。
「他社さんの見積もりを見ているんだけど、これって妥当なのかな」という段階のご相談でも、まったく問題ありません。
むしろ、そこから一緒に考えるのが得意です。実際にどんなお手伝いをしているかは、お問い合わせいただければ事例をご紹介します。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。