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「どこに相談すればいいんだろう」。旅館・ホテルのホームページ制作会社を選ぶ前に、話しておきたい7つのこと

Web集客担当の梅原です。

「制作会社って、どこに頼んでも、そんなに変わらないんじゃないか」

ホームページの作り変えを考えている宿のオーナーさんの中には、そう感じている方も多いのではないでしょうか。

気持ちは、よく分かります。

どの会社のサイトを見ても、それぞれに良さが書いてある。

制作事例も、きれいに並んでいる。

比べようとしても、違いがよく分からないんですよね。

ただ、宿のホームページは、ほかの業種と比べて考えることが少し多いと私は思っています。

予約の仕組みのこと。写真のこと。季節ごとの更新のこと。

このあたりを最初にどれだけ話しておけるかで、公開したあとの進み方がずいぶん変わります。

以前、旅館・ホテルのホームページをどう考えるかという記事を書きました。

今日はその続きとして、「じゃあ、どこに頼めばいいのか」を考えるときに、制作会社と一緒に話しておいてほしいことを書いてみます。

どこが良い、どこが悪いという話ではありません。宿にとって、長く一緒に進めていける相手を見つけるためのヒントとして読んでいただけたらうれしいです。

「おすすめの制作会社」を調べる前に

「旅館 ホームページ制作会社」や「ホテル Web制作会社」で検索すると、制作会社を紹介した記事がたくさん出てきます。

候補を知る入口としては、とても便利です。

そのうえで、自分の宿に合うかどうかは、

うちの宿がいま、何に困っているのか。
公開したあと、誰とどう進めていくのか。

ここを実際に話してみて、初めて見えてくるものだと思っています。

なので今日は、会社の名前ではなく、「何を話しておくといいか」のほうを並べてみます。

相談するときに、話しておきたい7つのこと

全部そろっていないとダメ、という話ではありません。

宿の規模や目的によって、どこを大事にするかは変わります。

気になるところから読んでいただけたら十分です。

1. 宿泊業の実績と、「その後」の話

実績の数は、ひとつの目安にはなります。

ただ、聞いてみてほしいのは数よりも、公開したあとどうなったかのほうです。

  • 公開してから、予約は増えたのか
  • 自社サイトからの予約の割合は変わったのか
  • いまも一緒に運用が続いているのか

具体的な数字は、お客様との約束で出せないこともあります。

それでも、「どんなことをやって、どう変わったか」を聞いてみると、その会社が宿のサイトをどんなふうに考えているのかが伝わってきます。

きれいなサイトを作ることと、予約につながるサイトを作ることは、少し別の話なんですよね。

2. サイトと予約システム、それぞれの役割

宿のホームページで、ほかの業種といちばん違うのがここです。

多くの場合、予約はホームページの中ではなく、予約システムの画面で完了します。

私は、それぞれの役割をこんなふうに考えています。

サイトは、宿の魅力を伝えて、「泊まってみたい」と思ってもらう場所。
予約システムは、そう思ってくださったお客様を、迷わず予約完了までお連れする場所。

どちらか片方だけでは、予約は伸びていきません。

予約システムが使いやすいこと。分かりやすいこと。予約までがスムーズに進むこと。

ここは、予約数を伸ばしていくうえで欠かせないところです。

なので、サイトの相談をするときには、予約システムのことも一緒に話題にしてみてください。

今の予約システムに困っていることはないか。プランは探しやすいか。スマホで入力しやすいか。

サイトだけでなく、予約の入口まで含めて一緒に考えてくれるかどうかで、その後の進み方が変わってきます。

リセラの場合は、いくつかおすすめの予約システムの代理店をしています。

予約システムのことは、とても詳しく、丁寧に対応してくださる予約システム会社の担当の方におつなぎしています。

宿に合わせた機能の追加やオプションにも、ある程度対応していただけるので、まずはその打ち合わせから始めます。

その打ち合わせには、リセラのスタッフも一緒に参加します。サイトのことと予約のことを、同じテーブルで話せるようにしています。

もちろん、予約システムを変えるかどうかは、サイトづくりとは分けて考えて大丈夫です。

自社予約を増やす考え方は、直予約が増えない理由の記事に書きました。

3. 写真のこと

宿のサイトは、写真で決まる部分がとても大きいです。

「写真は、お持ちのものを使いますか。それとも撮りますか」

この話は、打ち合わせの早い段階でしておくと安心です。

撮影をするなら、こんなところも一緒に決めておくと進めやすくなります。

  • カメラマンの手配は、誰がするのか
  • 客室や料理の撮影に慣れたカメラマンか
  • 季節ごとの撮り直しは、どう考えるか

同じような造りの客室でも、撮り方ひとつで印象はずいぶん変わります。旅館の撮影の記事で、実際の写真を並べてお見せしています。

4. 公開したあと、何を一緒に進めていくか

宿のサイトは、更新が多い業種です。

  • 季節のプランや特集
  • 料金や営業日の変更
  • お知らせ、イベント
  • 写真の入れ替え

これを誰がやるのか。自分たちで更新するなら、更新しやすい仕組みになっているか。

制作会社に頼むなら、1回いくらなのか、月々の費用に含まれるのか。

ここは最初に話しておくと、お互いに安心です。

そして、宿のサイトは、更新だけで終わりではありません。

  • 新規のお客様を増やす
  • リピーターの方を増やす
  • 直予約の割合を高める
  • OTAに頼りすぎない形をつくる

公開したあとに、進めていきたいことはたくさんあります。

どれから手をつけるのか、どのくらいのペースで進めるのか。

公開をゴールではなくスタートとして、一緒に話せるかどうか。

宿のサイトでは、ここがいちばん大事なところだと私は思っています。

毎月の保守費に何が含まれているのかは、保守費の中身を書き出した記事で詳しく書いています。

5. 宿の一年を、一緒に進めていけるか

宿には、繁忙期と閑散期があります。

繁忙期は、現場が忙しくて打ち合わせどころではない。

逆に閑散期は、集客の手を打っておきたい時期です。

この一年のリズムを共有しておけると、動き方が変わります。

  • 繁忙期の前に、季節のページを仕込んでおく
  • 閑散期に向けて、早めに企画を考えておく
  • 忙しい時期は、確認ごとを最小限にする

宿の暦に合わせて、一緒に一年を進めていけるかどうか。長くお付き合いするうえで、大きなところだと思います。

閑散期の考え方については、閑散期集客の記事にまとめています。

6. ドメインやサーバーの名義

少し専門的な話なので、軽く触れるだけにしておきます。

ホームページの住所にあたる「ドメイン」と、データを置いておく「サーバー」。

この契約が誰の名義になるのかは、最初に一度だけ確認しておくと安心です。

疑ってかかる話ではまったくありません。

あとから「これって誰の契約だったっけ」とならないように、お互いに整理しておく、というくらいの気持ちで大丈夫です。

7. 担当者が、Webに詳しく、宿のことを知ろうとしてくれるか

サイトは作って終わりではないので、担当者とは長いお付き合いになります。

だからこそ、担当者がWebに詳しく、宿の立場で考えてくれるかどうかは大事です。

「言われたとおりに作ります」だけだと、宿のほうで全部を決めなければならず、かえって大変になってしまいます。

Webの立場から、「こうしたほうが予約につながると思います」と提案してくれる。

分からないことを聞いたときに、専門用語ではなく、分かる言葉で返してくれる。

そんな担当者だと、宿の方も安心して任せられるはずです。

宿のことを知ろうとしてくれるかどうかは、打ち合わせで何を聞かれるかに表れます。

リセラが宿のご相談で、実際にお聞きしていることを少し並べてみます。

お客様のこと

  • どんなお客様に来てほしいですか
  • 年配の方、ファミリー、カップル、ご夫婦。それぞれどれくらいの割合ですか
  • 平日と週末で、客層はどう違いますか
  • リピーターの方は、どこを気に入ってくださっていますか
  • 口コミでよく褒めていただくのは、どんなところですか
  • 海外からのお客様は、どれくらいいらっしゃいますか

予約と売上のこと

  • 客単価は、どれくらいですか
  • 自社予約は、全体の何割くらいですか
  • 予約は、宿泊日のどれくらい前に入ることが多いですか
  • 埋まりにくい月や曜日は、いつですか
  • これから力を入れたいプランや客室はありますか

宿の中のこと

  • サイトの更新は、どなたが担当されますか
  • パンフレットや館内の案内など、Web以外に使っているものはありますか
  • この先、改装や新しい取り組みの予定はありますか

すぐに答えられないものがあっても、まったく問題ありません。

一緒に数字を見ながら整理していくところから始めることも多いです。

ただ、事前に少し考えておいていただくと、打ち合わせがぐっと深くなります。

打ち合わせで、話題にしてみてください

ここまでの内容を、打ち合わせで話題にしやすい形にまとめてみました。

相手を試すための質問ではなく、お互いの考えをすり合わせるためのきっかけとして使っていただけたらと思います。

話しておきたいこと 話題の出し方の例 話しておくと、こんなことが見えてきます
実績と、その後 「宿泊施設のサイトで、公開後にどんな変化がありましたか?」 公開後にどんなことを一緒に進めてきたのか
予約システム 「予約システムのことも、一緒に相談できますか?」 サイトと予約の入口を、どうつなげていくか
写真 「うちの写真、撮り直したほうがいいと思いますか?」 今の写真を活かすのか、新しく撮るのか
公開したあと 「公開したあと、どんなことを一緒に進めていけますか?」 更新の分担や、集客で取り組んでいく順番
宿の一年 「繁忙期と閑散期で、進め方は変わりますか?」 一年の中で、いつ何を準備するか
名義 「ドメインとサーバーは、誰の名義になりますか?」 契約まわりの整理

正解の答えがあるわけではありません。

話してみて、うちの宿のことを一緒に考えてくれそうか。

そこを感じていただけたら十分だと思っています。

見積もりは、金額と一緒に「中身」も見てみてください

見積もりの金額は、もちろん大事です。

ただ、宿のサイトの場合は、同じような金額でも、含まれているものがかなり違うことがあります。

含まれている作業

  • 撮影が含まれているか
  • 予約システムまわりの調整が含まれているか
  • 公開したあとの更新や運用が含まれているか

制作の進め方

  • デザインは、どこまで品質にこだわって作るのか
  • 原稿や写真などのコンテンツは、宿と制作会社のどちらが用意するのか
  • 今のサイトのアクセス状況を見たうえで、作り方を考えるのか

どれが正しいということではなく、宿の予算や目的によって、ちょうどいい形は変わります。

大事なのは、その金額に何が含まれているかを、お互いに分かったうえで進めることだと思います。

制作費の差がどこから来るのかは、制作費の記事で詳しく書きました。

リセラの場合

最後に、リセラのことも少しだけ書かせてください。

リセラは沼津の制作会社ですが、旅館・ホテルの制作実績には、静岡のほか、尾道・福山・三浦などの宿泊施設を載せています。

ホームページだけでなく、季節ごとの特設ページ、写真撮影、パンフレット、ロゴまで、宿の「見せ方」をまとめてお手伝いしています。

予約システムのご相談も、担当の方と一緒に、リセラのスタッフが打ち合わせに入って進めています。

そして、作って納品して終わりではなく、公開したあとの運用まで一緒に続けていく。ここは、私たちがいちばん大事にしているところです。

とはいえ、合う・合わないは、話してみないと分かりません。

今日書いたことを、そのままリセラとの打ち合わせで話題にしていただいても、もちろん大丈夫です。

最後に

制作会社選びは、何度もやることではないぶん、比べ方が分かりにくいものです。

でも、宿のサイトは、公開してからの時間のほうがずっと長い。

だからこそ、

作れるかどうかより、一緒に続けていけるかどうか。

そこを大事にしていただけたらと思います。

「リニューアルを考えているけれど、何から相談すればいいのか分からない」

「予約システムのことも含めて、一度整理してみたい」

そんな段階のご相談でも、まったく問題ありません。

今のサイトと予約の状況を一緒に見ながら、何から手をつけるのがよさそうか、整理するところから始められます。

サイトリニューアルの進め方や、ホームページ制作の料金の目安も、よろしければご覧ください。

長くなりましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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