見学会や来店につなげる、ホームページの「お声がけ」。嫌われないタイミングと出し方
こんにちは。Web集客担当の梅原です。
11月に入って、朝の空気がぐっと澄んできました。
晴れた日は、富士山がくっきり見えるようになってきましたね。
住宅会社さんなら見学会、飲食店やお店なら来店、宿なら宿泊。
来ていただいてこそのお仕事にとって、ホームページのいちばんの役割は「実際に来てもらうきっかけ」をつくることだと思っています。
そのために、ホームページの中で「見学会に来てみませんか」「今こんなキャンペーンをやっています」とお声がけする仕掛けを入れることがあります。
ただ、ポップアップのように急に出てくるものは、「うっとうしい」と感じられやすいのも事実なんですよね。
ということで今回は、見学会や来店につなげるための、ホームページの「お声がけ」の話です。
嫌われずに、むしろ役に立つお声がけにするための、タイミングと出し方を書いてみたいと思います。
嫌われるのは、お声がけそのものではなく、出し方
ポップアップやバナーが嫌われるのは、たいてい、こんな出し方のときです。
- ページを開いた瞬間に、画面いっぱいに出てくる
- 閉じても閉じても、何度も出てくる
- 読みたい内容を、覆い隠してしまう
お店に入った瞬間に、店員さんに話しかけられ続けたら、ゆっくり見られませんよね。
ホームページも同じなんだと思います。
Googleも、ページ全体を覆うような煩わしい表示は、見る人がコンテンツにアクセスしにくくなり、検索のパフォーマンスが下がる可能性があるとしています。
そのかわりに、画面のほんの一部だけを覆うバナーを使うことをすすめています。
逆にいえば、お店の接客と同じように、「声をかけてほしいタイミング」に「ちょうどいい距離感」で出せば、見に来てくださった方にとっても役に立つお声がけになります。
お声がけは、興味が高まったタイミングで、1回だけ
たとえば、ある注文住宅の会社さんのサイトでは、こんなお声がけを入れています。
施工例のページを5ページ以上見てくださった方に、1回だけ、見学会などのお誘いを出す。
ページを開いた瞬間ではなく、施工例をいくつも見て、家づくりへの興味が高まってきたタイミングで出す。
そして、一度閉じたら、もう出さない。
施工例を5ページも見てくださる方は、「この会社の家、いいな」と感じ始めている方です。
そのタイミングで「実際の家を見てみませんか」とお声がけするのは、押しつけというより、次の一歩のご案内に近いと思っています。
お店で、商品をじっくり手に取っているお客様に「よかったら、ご試着もできますよ」と声をかけるのに似ているかもしれません。
何ページ見たら出すか、何をご案内するかは、業種やサイトによって変えています。
大事なのは、その方が「もう少し知りたい」と思っているタイミングに合わせることなんですよね。

キャンペーンは、右下にそっと置いておく
飲食店や工務店、小売店のお客様のサイトでは、キャンペーンの期間中、画面の右下に小さなバナーを固定で表示することもあります。
画面の右下なら、読んでいる内容を隠しません。
ページをスクロールしても、ずっと同じ場所にあるので、気になったときにいつでも押せます。
Googleがすすめている「画面の一部だけを覆うバナー」の考え方とも合っています。
期間限定のキャンペーンは、見逃してほしくない情報です。
でも、見に来た方は、まずそのページの中身を読みたい。
その両方を大事にした出し方が、右下の固定バナーなんだと思っています。
キャンペーンが終わったら、バナーも外します。
終わったキャンペーンが出たままだと、かえって「更新されていないのかな」と思われてしまうので、ここは忘れずに。

設置は1日かからず、あとはお客様側でも変えられます
ここまで読んで、「こういうのって、簡単に付けられるの?」「費用はどれくらいかかるの?」と気になった方もいらっしゃるかもしれません。
こうしたお声がけの仕掛けは、今のサイトに後から足すことができます。
作業時間は、1日もかからずに設置できることがほとんどです。
必要になるのは、主にこの2つです。
- お声がけを表示させるプログラムの設置
- お声がけに使うバナー画像のデザイン
毎月かかるランニングコストもないので、気軽に取り入れやすい仕掛けだと思います。
出すタイミングも、画像も、お客様側で変えられる
更新の仕組み(CMS)と組み合わせておけば、次のようなことを、お客様ご自身でいつでも変えられるようにできます。
- 表示させるタイミングや条件(何ページ見たら出すか、など)
- 表示する画像
- ボタンを押したときのリンク先
- 表示する・しないの切り替え(ON・OFF)
最初の設置には少し専門的な知識が必要ですが、設置したあとは、お客様が簡単に更新できるように作っています。
見学会の日程が変わったら画像を差し替える、キャンペーンが終わったらOFFにする、といったことも、その都度ご依頼いただかなくても大丈夫です。

業種ごとに考えられる、お声がけの例
来店型のお仕事なら、業種に合わせて、こんなお声がけが考えられます。
| 業種 | お声がけのきっかけ | お声がけの内容 |
|---|---|---|
| 住宅会社・工務店 | 施工例をいくつも見たとき | 見学会、モデルハウスのご案内 |
| 飲食店 | キャンペーンや季節のメニューの期間中 | 期間限定のメニュー、ご予約のご案内 |
| 小売店 | セールや新商品の時期 | セールのお知らせ、来店特典 |
| 旅館・ホテル | 客室や料理のページをじっくり見たとき | 季節のプラン、空室のご案内 |
| 美容室・サロン | メニューや料金のページを見たとき | はじめての方向けのご案内、予約の空き状況 |
| マッサージ・整体 | 施術メニューや、お悩み別のページを見たとき | はじめての方向けのコース、予約の空き状況 |
| スポーツジム | 料金プランや、施設・設備のページを見たとき | 体験・見学のご案内、入会キャンペーン |
どれも共通しているのは、「その方が今見ているもの」から、自然につながるご案内にすることです。
料理のページを見ている方に、いきなり採用情報をお知らせしても、なかなか響かないですよね。
スライドショーは、たくさんのものを眺めてもらうときに
お声がけとあわせて、よく話題になるのがスライドショー(カルーセル)です。
「2枚目以降はあまり見られない」とよく言われるので、いちばん伝えたいメッセージを何枚にも分けて流すのは、おすすめしていません。
でも、施工例やメニュー、商品のように、たくさんのものを気軽に眺めてもらいたいときには、相性がいいんです。
リセラのサイトでも、トップページの制作実績の部分にスライドショーを使っています。
使うときは、こんなところに気をつけています。
- 見る人が、自分で前後に動かせるようにする
- どの1枚を見ても、それだけで伝わるようにする
- 画像を軽くして、表示を遅くしない
入れたあとに、見ておきたいこと
お声がけの仕掛けは、入れて終わりではありません。
- お声がけが、どれくらい押されているか
- すぐに閉じられていないか
- お声がけを入れてから、ページから離れてしまう方が増えていないか
- 見学会の申し込みや予約など、その先まで進んでいるか
こうしたところを見ながら、出す条件や、ご案内の中身を少しずつ見直していきます。
アクセス解析で毎月見ておきたいところは、アクセス解析の記事にまとめています。
ご相談いただいたら、一緒に考えること
「自社のサイトにも、こういうお声がけを入れてみたい」というご相談をいただいたら、リセラでは次のような流れで一緒に考えています。
- アクセス解析で、どのページがよく見られているか、どんな順番で見られているかを確かめる
- 見に来てくださる方が、どこで「もう少し知りたい」と感じていそうかを考える
- そのタイミングで、何をご案内するのがいちばん自然かを決める
- 出す条件や回数、出し方(ポップアップか、右下のバナーか)を決める
- 入れたあとの動きを見て、条件や中身を調整していく
大がかりなリニューアルをしなくても、今のサイトに仕掛けを足すだけで始められることも多いです。
最後に
「ポップアップは嫌われる」「スライドショーは見られない」。
どちらも、半分は本当で、半分は使い方しだいなんじゃないかと思っています。
お店の接客と同じで、声をかけるタイミングと距離感が合っていれば、お声がけは来ていただくための大切なきっかけになります。
見学会や来店につながるお声がけを、今のサイトに入れてみたいと思われたら、気軽にお声がけください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
参照した資料
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UMEHARA BLOG